役場庁舎解体で監査委員「範囲を超えた判断だった」/岩手・大槌町(IBC岩手放送)

情報元 : 役場庁舎解体で監査委員「範囲を超えた判断だった」/岩手・大槌町(IBC岩手放送)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010001-ibciwatev-l03
 岩手県大槌町役場の旧庁舎の解体中止を求めて、住民が提出した監査請求について先週、請求を退ける結果が示されたことについて、町の監査委員は30日、記者会見し「監査委員に求められる範囲を超えた判断だった」と述べました。
(監査委員)
「もっと(旧庁舎を)残しておいて、社会的に重要なものだという観点から見れば、監査委員はなぜ価値がないというのかと言われるかと思うが、監査委員に求められる範囲を超えていると認識して、こういう結果を出しております」
 今月26日示された監査結果では、「津波で全壊した旧庁舎は使用することができず、経済的な価値はないという根拠から、監査請求の対象にならない」とされました。会見での監査委員の発言は、震災遺構の社会的な価値を、誰がどう判断するかを決める仕組みがないという課題を、改めて浮き彫りにしました。一方、監査請求を提出した住民の一人、大槌町の僧侶高橋英悟さんは、「今後の対応ついて現在、弁護士と協議していて来月のはじめに、方針を発表したい」と話しています。津波で被災した大槌町役場の旧庁舎は、先月18日に解体工事が始まったものの、町の手続きの不備や、有害物質であるアスベストの調査がされていなかったことがわかり、工事が中断しています。町は来月中旬に、専門業者によるアスベストの調査を実施した上で、工事を再開する方針です。

地域
岩手-盛岡市