深刻な水不足は観光にも打撃・ダム湖ひび割れボートツアー運航できず 山形・長井市(さくらんぼテレビ)

情報元 : 深刻な水不足は観光にも打撃・ダム湖ひび割れボートツアー運航できず 山形・長井市(さくらんぼテレビ)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00010002-sakuranbo-l06
山形県内で深刻化している水不足は農業だけでなく観光にも影響を与えている。長井市の長井ダムでは渓谷の絶景を楽しむことができるボートツアーが運航できなくなっている。
長井市の置賜野川に作られた長井ダム。豊富な水を湛え、麓の田んぼに秋の実りをもたらすはずのダム湖「ながい百秋湖」は3日、水位が大きく下がり、ひび割れた地面がむき出しとなっていた。
(記者)
「最終運航した7月には私の立っている場所まで水があったが、今はほとんど水が流れておらず、地面もひび割れしている」
百秋湖では、高さ50メートルを超える断崖絶壁からなる三淵渓谷をゴムボートで行くツアーが人気で、市を挙げて新たな観光資源としていた。
しかしダムの貯水率は61.1%で、満水時に比べ水位は11.5メートルも下がっている。乗船場所に水が無く、上流部も運航に必要な水深が無いため、ボートツアーは7月29日を最後に運航見合わせとなっている。ボートツアーを始めて5年になるNPO法人の佐藤五郎さんは「運航再開の目途は立たない」と話す。
(最上川リバーツーリズムネットワーク・佐藤五郎代表)
「(夏休みに)遠くに行っている子供達が実家に帰ってくるとか、親御さんが子どもたちを案内すると楽しみにしていた。案内できなくて非常に残念」
今後、ダム湖の斜面が日光や風にさらされ崩れるような事態に至ると、ボートツアーのルートが塞がれる恐れがあると言う。
そして、雨不足の影響は川西町でも見られた。
(記者)
「川西町のダリヤ園。通常ならこの時期5割程度の花が咲いている状況が、連日の暑さと水不足の影響で2割ほどしか咲いていない」
ダリヤ園の営業は1日に始まったが、花の育ちが悪く、急遽入園料を無料とする措置をとった。いつもの年は梅雨の6月に降る雨で背丈が伸び色づきが進むが、高地のメキシコが原産で涼しい所を好むダリアは乾燥にも弱く過酷な夏となっている。園内の地面を見てみると・・・。
(川西町産業振興課・内谷新悟さん)
「ヒビが入っているということは土が乾燥しているので、こういう状態になるとダリアから逆に水分を土が奪ってしまうことになるのでダリアが弱ってしまう」
ダリヤ園は、毎日朝と夕方の2回、水やりしてようやく花を咲かせたが、この暑さで咲いた花は2~3日で枯れてしまう。ダリアは秋になっても花が咲き、ダリヤ園の営業も11月まで続くことから内谷さんは今後の雨を期待していた。
(川西町産業振興課・内谷新悟さん)
「35年ダリアに関わっているがこんなことはまず無かった。降ってほしい。待ち望んでいる」
3日の県内は高気圧に覆われて気温が上がり、最高気温は高畠で33.9℃、山形で33.8℃、米沢で33.5℃となるなど、22ある観測地点のうち20ヵ所で真夏日となった。
各消防本部によると、熱中症とみられる症状で山形市や上山市など4市町で計5人が救急搬送され、このうち西川町の50代男性が郵便局で順番待ちをしていた際、具合が悪くなり重症となっている。

地域
山形-山形市