福山城伏見櫓と筋鉄御門を調査へ 国宝化を目指し9月着手(山陽新聞デジタル)

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 2022年に福山城が築城400年を迎えるのに合わせ、福山市は9日、同城公園内に築城時からあり、現在国重文の「伏見櫓(やぐら)」と「筋鉄御門(すじがねごもん)」の国宝化を目指す調査に9月から着手すると発表した。市によると、指定を受ければ櫓や門単独でのケースとしては全国初という。
 調査は城郭の建築構造に詳しい広島大総合博物館(東広島市)学芸員の佐藤大規氏に委託。内部の柱や梁(はり)の削り方など、工法から具体的な建築年代を特定する。
 調査は来年3月まで。結果に基づき申請を検討する。申請した場合、国は受理後、文化審議会で議論し通常3カ月程度で結論を出す。
 両建築物は天守閣の南西側にあり、初代福山藩主水野勝成が1622年の築城時に建て、幕府の威厳や敵からの防御の役目があったとされる。
 伏見櫓は、1954年の修理時、梁から京都・伏見城を示す「松ノ丸ノ東やくら」と彫られた櫓名が見つかり、徳川家康が再建した同城の櫓を移築していることが判明した。筋鉄御門も同城から移築されたとみられているという。
 市文化振興課は「国宝指定のハードルは高いが、調査を通じ新たな歴史的資料が見つかる可能性もある」としている。
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 国宝化を目指す調査を前に、市は19日午前10時~正午、普段非公開の伏見櫓と筋鉄御門を一般公開する。また建物に接触している周辺のクロマツ8本も「破損につながるおそれがある」として今月中に伐採する。一般公開の問い合わせは市文化振興課(084―928―1278)。

地域
岡山-岡山市