人口73人の島で生まれた「20年ぶりの商店」が教えてくれたこと ネット通販の時代に「あえて店をする」(withnews)

情報元 : 人口73人の島で生まれた「20年ぶりの商店」が教えてくれたこと ネット通販の時代に「あえて店をする」(withnews)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180806-00000003-withnews-l46
 地方出身の人なら、なじみのある「商店」。お菓子から洗剤、おもちゃまで、だいたいのものがそろう地域の重要な場所でした。今では、コンビニやショッピングセンターにおされ、ほとんど見かけなくなった「商店」を開店させた人がいます。しかも、人口わずか73人の島で。島の生活でもネットスーパーが普及している時代。それでも開いた理由は? ぶっちゃけもうかっているの? 真相を探りにフェリーに飛び乗り、東シナ海に浮かぶ鹿児島県三島村の竹島に向かいました。(朝日新聞鹿児島総局記者・加藤美帆)【画像】見たらきっと行きたくなる……小さな島に生まれた「ステキな商店」
 北海道生まれの私が鹿児島に赴任したのは今年4月のこと。福岡から鹿児島へ転勤し「島担当」を命じられました。
 南北600キロに広がる鹿児島県は全国で4番目に多い26の有人離島があり、私は赴任直後、前任者から「人口73人の島に20年ぶりに商店ができるらしい」と聞いていました。
 道産子としては「南の島」と聞くだけでワクワクします。
 「人口73人しかいない島に、どうしてわざわざ店をつくるの?」「そもそも南の島ってどんなところ?」次々に疑問がわいてきました。
 「島担当が行かないわけに行かない」と思い立ち、5月中旬、竹島行きのフェリーに飛び乗りました。
 竹島行きのフェリーは週に4便しかなく、無事島にたどり着いても、台風など悪天候の際は船が遅れ何日も帰れないこともあります。
 1泊2日の予定ですが、スーツケースにもう数泊分の衣類を入れ鹿児島港へ向かいました。
 フェリーが出るのは鹿児島市本港新町にある鹿児島港です。海の向こうに雄大な桜島を臨みます。
 桜島やほかの離島へ行くフェリー乗り場が集まっています。乗客は島の住人や島でも工事の仕事をしている人が多そうです。
 島民にとって本州との唯一の交通手段であるフェリー。その大きさは全長89.5メートルで、思ったより大きい。
 港の待合所でチケットを買います。
 船の前には、車でお弁当やパンを売る店が2店あります。船の中ではお弁当などを販売していないため売っているそうです。
 みな立ち寄ってはお弁当を買って船内へ。私ものぞいてみると手作りのお弁当やパンがずらりと並んでいました。
 コンビニでパンを買っていましたが、サンドイッチがどうしてもおいしそうで、卵サンドを買ってしまいました。
 腹が減っては戦は出来ぬ……食料を調達したところでいよいよ乗船。いよいよ気分が高まります。
 中も思ったより広く、明るく開放感がありまるでホテルのよう。
 食事が取れる広い部屋や飲み物やカップラーメンを売る自販機もあります。
 心配していた波による揺れも少なく、予想よりも広く快適です。
 船室では、約3時間の航海で仮眠が取れるよう枕や毛布が用意されています。
 約90キロ南の沖合に浮かぶ竹島は鹿児島市から南方向で最も近い離島。とはいえ、約3時間の船旅の始まりです。

地域
鹿児島-鹿児島市