ヒョウのハチの物語 後世に(テレビ高知)

情報元 : ヒョウのハチの物語 後世に(テレビ高知)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180815-00010002-kutvv-l39
きょうは終戦の日です。戦時中、高知出身の日本兵に愛されていたヒョウのハチ。このストーリーを知っている方も多いのではないでしょうか。戦争の悲惨さを伝えるべく、ハチの本がこのほど出版され、注目を集めています。
今年7月にオープンしたオーテピア。ここに、今にも動き出しそうなヒョウの剥製が展示されています。
ヒョウの名前は、ハチ。日中戦争で中国に滞在していた日本兵に育てられたというハチの物語が、児童書になりました。
「ハチは、おれたちの日常の風景になくてはならん存在になっちゅう」
隊員のひとりがハチの頭をなで、笑いながら話しかけていました。
「そうやのう。けんど、ハチは本当に猛獣やろうか。とても見えんわ。」
人と猛獣が心を通わせたというこの物語、奇跡のような実話です。ハチが最も懐いていたのが、物語の主人公、高知県出身の成岡正久さんです。
「ハチは、小隊長どのをお母さんと思っておるのでしょうか。」
「隊員たちとあまえ方が全く違いますからね。」
戦争という厳しい状況の中、ハチは、日本兵の心の癒やしとなっていました。
やがてハチは、東京・上野動物園に送られ園の人気者に。ですがその後、戦況が悪化。国から、毒殺の命令が下り、ハチを含む多くの動物の命が失われました。
人間と猛獣が心を通わせたという温かいストーリーのもと、人間も動物も犠牲になった戦争の悲惨さが伝わる作品です。
書店では、週間ランキングで1位になるなど、注目を集めています。
「命の大切さという根本的な部分を子どもも大人も学べる。家族で考えて欲しい」(金高堂本店 亥角理絵店長)
この本を書いた祓川学さんは、本を出版して、改めてハチに会いにきました。戦争の悲惨さを語り継ぐうえでハチの担う役割は大きいと話します。
「語り部が減る中、動物を通して戦争の悲惨さを子どもに伝えられる」
「厳しい状況の中温かい心を忘れなかった」(祓川学さん)
そういう人間の温かさを感じてヒョウのハチは時代を超えて愛され、語り継がれます。

地域
高知-高知市