広島・福山で井伏鱒二の研究発表会 生誕120年記念、功績を紹介(山陽新聞デジタル)

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 広島県福山市加茂町出身の小説家・井伏鱒二(1898~1993年)の生誕120年を記念した研究発表会が24日、丸之内の福山大宮地茂記念館であり、同大教授ら3人の発表を通じて市民らが偉人の功績について理解を深めた。
 井伏について研究している同大の青木美保教授は、井伏が福山中学(現誠之館高)の同級生、高田類三氏(故人)に宛てた手紙から分かる絵画と文学の関係について話した。
 手紙などから、井伏は中学時代に仲間とともに自主的な絵画サークルをつくっており、高田氏とも自身が描いた絵を送るなどのやり取りをしていたことが分かると紹介。高田氏の日記にも「井伏らと浜辺にスケッチに出る」といった文面が残されており、互いに絵を楽しんでいたと説明した。
 井伏は中学を卒業してから本格的に文章を書くようになり、高田氏は短歌を詠んで雑誌に投稿した。青木教授は「絵画を描いていたことが文学上での自然の風景、別世界に入り込む描写に役立ったのではないか」と指摘した。
 このほか、兵庫教育大大学院の前田貞昭教授、田中雅和教授による「井伏鱒二書簡活字化の諸課題と、井伏伝記研究における書簡の意義」と題した発表もあった。市民ら約40人が聴いた。
 25日も午前9時半から、青木教授らによる発表がある。入場無料。

地域
広島-福山市