微細なずれで偽印見破り 大分県警科捜研、子育て両立の中野さん開発(産経新聞)

情報元 : 微細なずれで偽印見破り 大分県警科捜研、子育て両立の中野さん開発(産経新聞)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181117-00000037-san-l44
 大分県警科学捜査研究所(科捜研)に勤務する中野美佳係長(37)が、印影の微細なずれから偽造印鑑を見破るシステムを開発した。預貯金詐欺や交付金不正受給事件の捜査に活用したいと全国の警察から問い合わせが相次ぐ。約2年間、研究と子育てとを両立しながら取り組んだ。
 開発したのは、本物と偽物の印影を画面上で重ね合わせ、ずれの程度を数値化するコンピュータープログラム。目視での判断に比べ、捜査の客観性が高まると期待される。
 中野氏が研究を始めたのは、長男が生まれた直後だった。「お母さんと離れたくないと泣く息子」を保育園に預けて、印鑑店を巡り、職人から実印の製造方法など基礎から学んだ。
 1年後、警察庁科学警察研究所(千葉県)へ出向き、自ら偽造印を50本作製。データの蓄積を繰り返し、いくら精巧に偽造しても材質や保存状態の違いから外枠に0・03ミリのずれが生じることを突き止めた。
 深夜まで研究が続く日は、会社員の夫が家事を支えた。子育てを通じてママ友ができ、保育園の送り迎えの際のおしゃべりが研究の疲れをリフレッシュさせてくれた。中野氏は「働き方は人それぞれだが、私は研究と子育て両方とも頑張りたい」と話した。

地域
大分-大分市