春日信仰 美の世界 絵図など30件、国宝殿で展示 奈良(産経新聞)

情報元 : 春日信仰 美の世界 絵図など30件、国宝殿で展示 奈良(産経新聞)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00000049-san-l29
 春日大社(奈良市)の創建1250年を祝う「春日信仰の美しき世界-神々の物語と珠玉の名宝」展が、大社国宝殿で開かれている。平安時代末期ごろの作と分かった「流鏑馬(やぶさめ)木像」が修理後初公開されているほか、春日奥山の信仰を知る資料もあり、春日の奥深さが伝わってくる。12月13日まで。
 春日信仰から生まれた多様な美の世界を堪能してもらうため、摂末社に伝わった品を含む30件を展示している。
 流鏑馬木像は末社・三十八所神社に奉納されたもので、古式流鏑馬を表した国内唯一の彫刻作品という。このほか、末社・金龍神社に伝わる中国・唐時代の重要文化財「禽獣葡萄鏡(きんじゅうぶどうきょう)」や摂社・水谷神社にあった平安時代の「牛頭天王曼荼羅衝立(ごずてんのうまんだらついたて)」もある。
 一方、江戸時代の「春日社境内図」や同時代の「芳山(ぼやま)花山春日山際目ノ図」には、大社中心部の背後に位置し、雨乞いも行われるなど信仰があつかった春日奥山に点在する神社が描かれ、興味深い。大正時代に龍王池から見つかった鎌倉時代の「鳴雷(なるかみ)神社石製塔婆(とうば)」も並んでおり、春日大社の松村和歌子・主任学芸員は「奥深い春日の信仰を知っていただきたい」と話している。
 入館料は大人500円、高校・大学生300円、小・中学生200円。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。

地域
奈良-奈良市