チェーン義務化 県民やきもき 対象区間未定(北日本新聞)

情報元 : チェーン義務化 県民やきもき 対象区間未定(北日本新聞)北日本新聞社https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00117201-kitanihon-l16
■早く示して/買うべきか 
 大雪の際に「立ち往生」が懸念される高速道路や国道でタイヤチェーン装着を義務化する方針を国土交通省が公表して3週間。今週末は県内で雪が予想され、本格的な降雪シーズンに入る中、いまだ対象区間などは示されていない。県民からは「もうチェーンを買うべきなのか」「対象区間を早く示して」など、やきもきした声が上がる。カー用品店にはチェーンに関する問い合わせが多く寄せられ、購入する客も目立つ。(社会部・村田美七海、相川有希美)
 昨冬の大雪で大規模な立ち往生が相次いだことを踏まえ、国交省はチェーン装着を義務付ける区間を指定することにした。対象区間は今冬に全国で約20カ所設け、来年度以降はさらに拡大するという。罰則もある。
 同省道路局道路防災対策室の担当者は「今月上旬の標識令改正を目指し、区間や運用法を警察と調整中」と説明する。チェーン着脱場があり、過去に立ち往生が起きた場所や急坂が選定対象区間となる。警報級の大雪が降った際、区間手前で全車両を停車させてチェーン装着を確認し、装着済みの車両のみに通行を許可する形を想定しているという。
 県内では今年1月、大雪の影響で北陸自動車道の小矢部-金沢森本インターチェンジ(IC)間が通行止めとなり、最大410台の車が立ち往生した。小矢部市経田、会社員、竹田純香さん(44)は週に一度、金沢市へ習い事に行くために高速道路を利用しており、「この区間が対象になれば、チェーンの購入も考えなければ…」と困惑した様子。同市の三井アウトレットパーク北陸小矢部に勤務する花澤美佳さん(28)は「年末年始のセール時期には福井方面から訪れる人も多い。区間次第では客足に影響すると思うので、早く対象区間を示してほしい」と注文した。
 県内のカー用品店では、チェーンを買い求める客が相次いでいる。イエローハット富山店(富山市太郎丸西町2丁目)は、売り場を目立つ場所に移動し面積を拡大。担当者によると、売れ行きはすでに昨シーズンの3倍近くに上るという。
 ホームセンタームサシ富山店(同市中川原)でも、チェーンの種類を2種類から10種類に増やした。
 チェーン義務化を巡っては、11月下旬の県議会でも議員から反発の声が上がっている。自民党議員は「スタッドレスタイヤで十分に対応できる。机上の議論という印象を受ける」と指摘。県は県道区間の義務化について「今のところ予定はない」と説明した。
■週末は初雪予報
 富山地方気象台によると、今週末には富山で初雪が観測される可能性がある。7日夜から冬型の気圧配置が強まり、上空に冷たい空気が流れ込む見込みで、8~9日にかけては平野部でも雪が降ると予想される。担当者は「警報級の大雪が降る可能性は低い」とした上で、早めの雪への対策を呼び掛けている。
 今冬の県内は寒気や冬型の気圧配置の影響を受けにくく、暖冬少雪傾向が予想されている。新潟地方気象台は6日、北陸地方の1カ月予報を発表し、積雪量は40%の確率で平年より少ない見込みとした。

地域
富山-小矢部市