シラウオ、国内唯一の通年展示 出雲「ゴビウス」に新水槽登場(産経新聞)

情報元 : シラウオ、国内唯一の通年展示 出雲「ゴビウス」に新水槽登場(産経新聞)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190108-00000006-san-l32
 宍道湖を代表する魚で、透き通った体が光に反射すると七色に輝き、ガラス細工のように美しい「シラウオ」。一年中、その姿を鑑賞できる新しい水槽が島根県出雲市園町の県立宍道湖自然館ゴビウスに今月から登場した。シラウオを通年展示する日本で唯一の施設として注目される。
 平成13年にオープンした同館は当初から、シラウオの繁殖に取り組んできた。最大10センチ程度まで成長するシラウオは、寿命が1年と短い上、半透明の体でウロコも少ないことから、傷つきやすく、飼育がかなり難しいとされている。
 様々な試みを積み重ねながら、平成18年に人工繁殖による飼育日数の最長記録(ふ化194日)を達成。翌年にはシラウオ2匹を1年間、生存させることに成功した。さらに平成28年から昨年までの3年間で、シラウオの通年展示、(同館生まれの)2世の展示、3世の展示を相次いで実現。多数繁殖させる技術が確立したことで、通年展示のための新たな水槽設置が可能になった。
 設置された水槽の大きさは幅2・6メートル、高さ1・2メートル、奥行き1・3メートル。水槽の横から照明を当て、シラウオが泳いでいる時に、赤や緑、黄色など様々な色に変化していく美しい姿を鑑賞できる。現在は、昨年3月から4月にかけて生まれた体長6-7センチの約300匹が展示されている。
 このほか、シラウオがエサとする微小生物を展示した「プランクトン水槽」やシラウオの成長過程をわかりやすく紹介した映像モニターも設置されている。
 シラウオ飼育の担当責任者でもある田久和剛史係長は「職員が交代でこまめに観察記録をつけるだけでなく、魚同士がぶつからないように水槽を大きくし、成長に合わせてエサを与えるなど、日々積み重ねてきた努力が報われた。網ですくっただけで弱ってしまうため、地元の島根県民でも生きている姿を目にする機会は少ないはず。展示をきっかけに『泳ぐガラス細工』と呼ばれるシラウオの美しさを知ってほしい」と話している。
 開館時間は午前9時半-午後5時。火曜休館。入館料は大人500円、小中高校生200円。問い合わせは同館(0853・63・7100)。

地域
島根-出雲市