のとしし都内で拡販 羽咋の合同会社が提供 利用店増加、出荷量全体の1割に(北國新聞社)

情報元 : のとしし都内で拡販 羽咋の合同会社が提供 利用店増加、出荷量全体の1割に(北國新聞社)北國新聞社https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00694202-hokkoku-l17
 イノシシの解体や販売などを行う羽咋市の合同会社「のとしし団」が提供する能登産イノシシ肉「のとしし」を使う飲食店が都内で増えている。新鮮でくせがなく、おいしいと評判で、徐々に口コミなどで広がり、取引先は2016年度から右肩上がりで推移する。都内への出荷量は全体の1割に上っており、今後ものとししの魅力を発信して販路の拡大につなげる。
 のとししを使う和食店「ご馳走(ちそう)や叶(かな)え」では神楽坂店と新宿歌舞伎町店で、バラ肉の角煮や、すね肉を使った赤ワイン煮込み、スペアリブ、ぼたん鍋、ぼたんすき焼きなどを提供する。2年半前に神楽坂店近くで開かれた石川県のフェアでのとししを知ってから使い始めた。
 新宿歌舞伎町店では毎月24キロを使用し、客からは「臭みもなく、脂もベタベタしない」「豚肉みたい」などの感想が聞かれる。大谷友伸店長・料理長は「今後はイノシシが好物とするイモ類との組み合わせで、話題の新メニューを開発してみたい」と話す。
 東京・代々木八幡で新アメリカ料理を扱う「ヨル15℃」には、昨年夏から塩漬けしたバラ肉入りのカルボナーラと、肩ロース肉とロース肉の炭火焼がメニューに登場している。杉窪章匡オーナーシェフが石川県出身という縁もあり、1カ月で8キロ程度を使っている。
 同店では「脂もしつこくなく、おいしい」「カルボナーラとイノシシがこんなに合うのですね」と客からの評判も上々で、運営会社のウルトラキッチンの広報担当者は「肉のおいしさや品質に信頼を置いている」と太鼓判を押す。
 のとししは、新鮮さを維持するため、捕獲したイノシシを現地で仕留めて血抜きし、高圧洗浄機できれいにして施設に運び入れ、1時間以内で処理する。皮はぎや洗浄、乾燥を経て部位に切り分けた後、真空パックで急速冷凍している。
 のとしし団によると、のとししを使う都内の飲食店は2016年度が2店、17年度は11店、18年度は13店と増え、年間出荷量の約1割に相当する約400キロに上る。担当者は「今後も継続的に使ってもらうために努力したい」と話した。

地域
石川-羽咋市