自民党福岡市議団、知事選めぐる「自主投票」を一夜で撤回(産経新聞)

情報元 : 自民党福岡市議団、知事選めぐる「自主投票」を一夜で撤回(産経新聞)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000015-san-l40
 任期満了に伴う福岡県知事選(4月7日投開票)をめぐり、福岡市議会の自民党福岡市議団が混乱している。保守分裂の様相を背景に、「自主投票」をいったん表明した市議団会長は、一夜明けた15日に「事実誤認があった」と撤回した。福岡市議は知事選と投開票が同じ日程で、選挙を迎える。態度急変には、「市議選で党公認を取り消されるのではないか」との意識が透けてみえる。 (中村雅和)
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 「会派内の雰囲気を勝手に早とちりしていた。正式に了解を得て、決定したものではなかった」
 15日午後、市議団会長の南原茂市議は記者団にこう釈明した。
 南原氏は14日、「派内の方針は自主投票と決まった」と述べていた。
 知事選をめぐり、自民党県連と本部は、元厚生労働官僚の新人、武内和久氏(47)の推薦を決めた。これに対し、同党の一部の国会議員らは、現職の小川洋氏(69)を推す。
 福岡市内の自民党では、山崎拓・元党副総裁、太田誠一・元行政改革担当相の影響力が残る。両氏は小川支持を公言する。太田氏の秘書を約15年間務めた市議団の平畑雅博幹事長は「党の決定を尊重しなければいけない立場はあるが、感情的に切り替えできない人もいる」と語った。
 こうした感情が14日の「自主投票」につながった。
 だが、自主投票の方針が報じられたことで、市議団に動揺が走った。
 一部の市議は15日朝、南原氏に派内会議を開くよう要求した。そこで「会派としては現在まで対応を決定していない」などとする文言の公表が決まったという。背景には市議選への焦りがある。
 自民市議団のうち再選を目指す17人は全員、党公認を得た。
 だが、党の決定に反して知事選で小川氏を支援すれば、公認取り消しなど、厳しい処分が予想される。
 一方、自民党市議団から平成29年に離脱した市議3人の会派「自民党新福岡」は15日、武内氏に推薦状を渡した。
 飯盛利康会長は「党本部と県連の推薦を受けた武内さんを、党員として推薦、支援することは当然だ」と述べた。
 新福岡は3人中2人が非公認だ。
 ある県連関係者は「自主投票の市議団と、党推薦候補を応援する新福岡と、どちらが党の候補としてふさわしいか。誰がみても分かるだろう」と話した。

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福岡-福岡市