全国高校野球静岡大会4回戦 草薙球場(22日)(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

情報元 : 全国高校野球静岡大会4回戦 草薙球場(22日)(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)静岡新聞社https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000024-at_s-l22
 ■飛龍、静岡の春夏阻む
 ▽4回戦(草薙第1試合)
 飛龍
 100003130―8
 011310000―6
 静岡
 ▽三塁打 木下、黒岩(静)
 ▽二塁打 五十嵐2、角田(飛)草薙、成瀬(静)
 ▽暴投 草薙(静)
 ▽試合時間 2時間50分
 【評】飛龍は六、七、八回に11安打の猛攻で5点差を逆転し、静岡を破った。
 飛龍は5点を追う六回、五十嵐の二塁打など長短4連打と2犠飛で3点を返し、八回に深谷の適時打で勝ち越した。五回途中に救援した岡田が4回⅓を3安打無失点に抑えた。
 静岡は五回までに長短11安打で6点を挙げたが、救援した投手陣が打ち込まれた。
 ■後半に猛打、5点差逆転 飛龍
 「ガンガン攻めるぞ」―。後半、長短14安打の猛打で一気に畳み掛けた飛龍が、県内公式戦無敗だった第1シードの静岡を撃破した。5点差をひっくり返しての勝利。その瞬間、飛龍ベンチは優勝を決めたかのように、喜びに沸き返った。
 八回、一打勝ち越しの場面で打席に立ったのは主将の深谷。「何を打ったか覚えていない」と無我夢中の殊勲打を振り返り、「今までやってきたことが正しいなら、結果は出るだろうと思っていた」と興奮気味に話した。小林監督代行も「100人以上の部員の思いを乗せて打ってくれた」と感慨深げだ。
 前半、静岡に長短11安打を浴びて6失点とリードを広げられた。だが、ナインは諦めなかった。深谷は「やっぱり静高は強い。でも、このくらいやってもらわなくちゃ」と、開き直った。
 チームは昨秋と今夏の大会開幕直後の2度、監督辞任を経験した。現在は就任したばかりの22歳の小林監督代行が指揮を執り、主力数人が先発や選手交代の決定に関わっている。非常事態にも「監督が変わっても甲子園に行きたい思いは変わらない」と深谷。「あと3試合。気を抜かずにこのままの勢いで攻めていく」と気持ちを高ぶらせた。
 ■静岡、投手交代流れ一変
 静岡ナインにあらがいようのない逆風が吹いた。前半は快勝ペースで得点を重ねた。だが後半、投手交代直後に流れは一変した。「負けは負け。相手打線がすごかったということ」と淡々と受け止めた黒岩主将も、「情けなくて、恥ずかしい」とやるかたない思いをつぶやいた。
 選抜後はけが人が相次いだ。5月上旬、不動のリードオフマンで遊撃手の村松が左足首に大けがを負った。開幕直前には二塁手の加茂が故障で離脱。右腕春も右肘痛からの回復途上で夏を迎えた。
 2点を追う九回1死一塁、代打に送られた村松は「ホームランを打って同点にしたかった」。出場への執念でリハビリに励み、驚異の回復力でたどり着いた打席。「まだ完璧に踏ん張ることができない。でもバットが振れるようになったのは奇跡。周囲の支えに感謝したい」と語った。
 村松が放った左翼への飛球は、スタンドまであとひと伸び届かなかった。「あれを運べないのは自分の実力。悔しいけれどこれをスタートラインに、もっと自分を高めていく」と前を向いた。
 ■島商、9回に勝ち越す
 ▽4回戦(草薙第2試合)
 島田商
 100200002―5
 000300000―3
 浜松大平台
 ▽三塁打 佐藤(浜)
 ▽二塁打 山本、菊地(島)鈴木裕、畑(浜)
 ▽捕逸 斎藤(島)
 ▽守備妨害 斎藤(島)
 ▽試合時間 2時間19分
 【評】島田商は小林の投打の活躍で浜松大平台に競り勝った。
 島田商は3―3の同点で迎えた九回、山本の死球と斎藤の右前打で2死二、三塁とし、小林の左前適時打で2点を勝ち越した。守っても五回に救援した小林が4回2/3を散発2安打無失点に抑えた。
 浜松大平台は、四回に佐藤の適時三塁打で同点としたが、島田商の小林に勢いを封じられた。
 ■決勝打の小林、投打活躍
 島田商は2年生エース小林の投打の活躍で、浜松大平台との競り合いをものにした。五回途中から救援した小林は4回2/3を2安打無失点に抑えて相手の勢いを止め、九回には決勝打を放って主役を独り占めした。
 「自分が決めてやる」と強気で臨んだ九回2死二、三塁の打席で狙っていた内角直球を思い切り引っ張った。再三、好機をつくりながらも残塁の山を築くなど、我慢の時間帯が続いていただけに、会心の一打にベンチも沸き返った。
 投げても「1点も与えない気持ちだった」と、切れのあるスライダーを効果的に使って相手打線を封じた。池田監督に「小林が登板すれば100%抑えてくれるというチームの信頼感がある」と言わしめた。

地域
静岡-浜松市