裁判員も苦悩した『空前絶後の事案』…上司射殺の元巡査に『懲役22年』(関西テレビ)

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【弁護士】
「警察官に合格したときの気持ちは?」
【元巡査の被告】
「受かったと聞いてとてもうれしかったし、自分に誇れるようなことができてよかった」
見た目にあどけなさが残る一方、しっかりとした口調で警察官になったときの気持ちを答えた元巡査。犯行当日、井本さんからの指導で「パニックになっていた」という状況をこう語っていました。
【元巡査の被告】
「(井本さんから)『なんで行方不明(の書類)ごときかけへんねん。お前がアホなんは親がアホやからちゃうんけ』と言われました。目から涙が止まりませんでした」
【元巡査の被告】
「この人死んだら楽になるんちゃうかなと。びくびくしながら仕事せんでいいんちゃうかなと」
また、「警察をやめようとは思わなかったのか?」と問われると…
【元巡査の被告】
「警察官を辞めると私は高卒で無職、なんの価値もない人間に成り下がると思った」
と、答えました。
これまでの裁判で元巡査は起訴内容を認め、弁護側は「井本さんに両親を侮辱されたこと」が引き金になったと主張、「心神耗弱の状態だった」として刑を軽くするよう求めました。
一方、「責任能力はある」とする検察側は懲役25年を求刑し、8日、判決の日を迎えました。
== 8日の裁判 ==
【裁判長】
「主文、被告人を懲役22年に処する」
元巡査は粛々と裁判長の言葉を聞きました。
争点になっていた責任能力について大津地裁は「当日、井本さんとの夕食中、平静を装っていたほか、犯行後、交番を施錠し、一般人に通常通り対応している」と指摘し、刑事責任能力はあったと認定しました。
また、犯行当時、被告が未成年だったことにも触れましたが、「19歳とはいえ、警察官だった被告が同僚を殺害したという空前絶後の事案である」と断罪。「警察官に対する国民の信頼を損なった責任は重い」として懲役22年を言い渡しました。
そして最後に…
【裁判長】
「残りの人生を社会への還元に果たすよう臨みます」
…と、元巡査に罪に向き合うよう告げ、閉廷しました。
判決が言い渡されたあと、裁判員が会見を開きました。
【裁判員・男性】
「事例が無い中で、責任能力や量刑について比較ができなかった」
「非常に判断が難しかった」
 
前代未聞の事件に関する今回の裁判。今後の被告の動向に注目が集まります。

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